
2025年日本ナショナルアカデミー強化選手団のメンバー3名が、日本オリンピック委員会(JOC)と一般社団法人スポーツを止めるなが共同で実施する、能登半島の復興支援活動にボランティアとして参加しました。
能登半島は、2024年1月の能登半島地震および同年の豪雨災害により甚大な被害を受けました。こうした中、選手たちは、オリンピック強化指定選手やネクスト強化指定選手、JOCエリートアカデミー生を対象とした「JOCアスリートアカデミー」の一環として、今年3月14日と15日の2日間にわたり復興支援活動に従事しました。
*現地帯同スタッフ撮影
クリケット界からは、吉田向希選手(男子U-16)、田井慶音選手(女子U-19)、そして2025年女子アカデミーメンバーの赤城明花選手の3名がこの活動に加わりました。
JOCアスリートアカデミーは、JOC Vision 2064「スポーツの価値を、守り、創り、伝える」の活動指針に掲げた「憧れられるアスリートの育成」を目指し、JOC選手強化中長期プロジェクトのアスリートワーキンググループの施策として、2023年度にプレスタートし、2025年度より本格的に始動しました。その過程で、アスリートから「社会課題の解決に関わりたいが、参加のきっかけが身近にない」との声が寄せられたことを受け、JOCアスリートアカデミーにおいてアスリートと社会の様々な課題解決を繋げる機会を設定することとなり、2025年3月に1回目、9月に2回目の能登復興支援活動を実施しました。
活動初日は、能登半島の北東部に位置する珠洲市の「珠洲市上戸町寺社」を訪れ、上戸公民館を拠点に震災からの復旧を支援するボランティア活動に従事しました。活動場所となった公民館などの施設内には、依然として震災発生時のままの手付かずの資材や、破損した備品が散乱している状況にありました。 選手たちは、地域の復興に向けた一歩を後押しすべく、震災の爪痕が残る施設内の清掃活動を行いました。
2日間の活動を終えた選手たちはそれぞれ以下の通りコメントしました。
- 赤城明花選手(クリケット)
「『能登のことを忘れないでほしい』と言っていたのが印象に残っています。能登の方々の精神面などはテレビを通してではわからない部分なので、そういうところも学ぶことができました」
- 吉田向希選手(クリケット)
「僕自身、クリケットという競技を日本でやらせていただいていますが、『クリケットをやりたい』『楽しい』と言ってくれる子どもたちがいたことが、大変嬉しかったです」
- 田井慶音選手(クリケット)
「道路もまだ復旧できていない状態で、見附島も形が大きく崩れていて、地震の力を感じました」
JCA(日本クリケット協会)は、今回ボランティアに参加した3名の選手全員と、日本の地域社会へ恩返しをしようとする彼らの実直な姿勢を高く評価するとともに、誇りに思います。競技の枠を超え、アスリートとして社会にどのように貢献できるかを示す、非常に意義深く、胸を打つ好例となりました。
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